コラム

2018年9月15日に放送された「ニッポン視察団」という番組で、日本で働く外国人記者を中心に、海外からのビジネスマンや留学生に「世界と比べてこれは日本製が良い」というものはありますか?と調査したもののランキングが発表されました。結果は以下の通り↓ 10位 チョコレート 日本のチョコレートは訪日外国人が大量買いする人気商品!外国人記者も日本のチョコレートを食べるとアメリカ製のチョコレートは口にできなくなるかもしれないと絶賛。スーパーで売っているリーズナブルな商品も美味しいことが評価されています。 9位 交通系ICカード 勿論、こちらはお土産に、という訳にはいきませんが、日本に滞在した外国人からすると日本のICカードは反応が早く評判が良いとの事。 8位 腕時計 日本製の腕時計は丈夫で壊れにくいとの評判があるようです。中でも人気なのがカシオのG-SHOCK。幅広い年代に人気が高いそうです。 7位 カップめん 「日本のカップ麺は即席麺とは思えない程、麺のクオリティが高い」と有名なのだそうです。 6位 ファンデーション 透明感がありナチュラルに仕上がる日本製のファンデーションは海外でも高く評価されているそうです。 5位 週刊漫画誌 日本のアニメが海外で人気なのは有名ですが日本人ならではの細かな描写や、週1回発行というペースや分厚く充実した内容と美しい装丁が人気です。 4位 鉄道車両 柔らかいシートや座り午後地の良さ、また時間に正確である所も高く評価されています。海外の車両は清掃の面からプラスチック製や硬いシートの場合が多いのです。 3位 デジタルカメラ 世界シェアはCANNON、NIKON、SONYの3社で90%にも達します。繊細かつ細部まで美しく撮ることが出来ると評価が高いです。 2位 トイレ 独自に発展した機能が多く、掃除がしやすく汚れにくいという面でも高く評価されています。ちなみにウォッシュレットも日本独自のもの。 1位 自動車 乗り心地の良さと耐久性、柔軟性と燃費の良さを併せ持っており、そのバランスの良さが高く評価をされています。 いかがでしょうか?ICカードやトイレのランクインは筆者も意外でした。総合して繊細で丁寧な日本人の気質がMade in Japan製品にも表れているように思います。Read More

海外の方より「こちらの商品は日本製ですか?」というお問い合わせと共に、対象の商品URLや画像が送られてくる機会が増えております。海外の方が商品を購入されたお客様が最も多いのですが、その次に多いのがオンラインショップを運営されている方で「こちらの商品を販売して欲しいと営業を受けているが、これは本当に日本製の商品か調べて欲しい」等の理由です。 海外の方からすると言語の問題で、本当に日本製かどうかを調べる事はハードルが高く、またIPアドレスの制限などからも海外からの検索には限界があるようです。勿論”Made in Japan”と表記されている商品は正真正銘の日本製商品である場合も多いのですが、中には、私共の方で調べても製造元が不明だったり(日本製商品は製造元若しくは製造所番号を明記することが義務付けられています)ホームページや商品画像の説明が間違えた文法の不自然な日本語だったり、日本では使用しない漢字が含まれているなど、日本製である事が明らかに疑わしい商品も数多く見受けられます。 そういった商品を見つけた場合は、一旦、調査依頼をされたお客様の方から、商品販売者にMIJOへの商品の登録申請を要請して頂くと宜しいかと思います。本当に日本製である場合は殆ど、販売者若しくは製造元から弊社に問い合わせが来ますので、その時点で日本製かどうかの真偽をある程度は見分けることが出来ます。販売者若しくは製造元からの正式な依頼により、MIJOへの商品登録へ移っていきます。 商品に関するメールでの問い合わせは無料で、弊社スタッフが日本国内で検索した簡易的な結果については約1週間以内に返信しておりますので、お気軽にお問い合わせください。 日本語メールフォームはコチラからどうぞ。 Contact us https://madeinjapan.or.jp/contact/Read More

世界の消費者に最も信頼されている「原産国」と言えば日本!と答えたいところですが、統計サイト、スタティスタがダリア・リサーチの協力で行った品質イメージ調査「MADE-IN-COUNTRY-INDEX(MICI)2017」 の結果によると、インデックス100を獲得し堂々の1位に輝いたのはドイツでした。日本は8位という結果でした。 こちらの調査は、2016年12月~2017年1月に収集されたデータであり、世界52ヶ国の約4万3000人(各国とも2500人以上が回答)に実施。49ヶ国とEUを5段階評価し、次に評価が最も高い「非常に高く評価」とそれに次ぐ「どちらかといえば高く評価」の回答が占める割合を数値化し、順位を決定したものです。結果は以下の通り。 「原産国」としての評価が高い国トップ201位: ドイツ/ 1002位: スイス/ 983位: 欧州連合(EU)/ 924位: 英国/ 915位: スウェーデン/ 906位: カナダ/ 857位:  イタリア/ 848位:  日本/ 818位:  フランス/ 818位:  米国/ 8111位:  フィンランド/ 7711位:  ノルウェー/ 7713位:  オランダ/ 7614位:  オーストラリア/ 7515位:  ニュージーランド/ 7315位:  デンマーク/ 7317位:  オーストリア/ 7218位:  ベルギー/ 7119位:  アイルランド/ 6520位:  スペイン/ 64 出展:statista https://www.statista.com/page/Made-In-Country-Index 1位のドイツ。ドイツ製で有名なのはメルセデスやポルシェなどの自動車、Miele やBoschに代表される家電、ライカのカメラ、シュタインヴェークのピアノなど、各分野の最高峰と言われる工業品や工芸品が数多く名を連ねています。確かな技術と伝統に裏打ちされた「Made in Germany」は信頼が高いのです。 次いで高評価を受けたスイス。スイス製で有名なのは高級時計。ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ジャガールクルト、ブレゲ、オメガ、リシャール・ミルなど、日本でも高評価のブランドが名を連ねています。 「日本製」に対する評価は、1位のドイツを100点とした場合に81点となり、全体の8位。米国、フランスと同順位という結果でした。Read More

海外のお客様とお話しする中で、国によっては同じ商品でも「Made in Japan」と書いてあるのとないのとでは商品に対する信頼度が変わってきたり、「Made in Japan」の表記がある事で高く売れている、などという話をよく聞きます。つまり「日本製は質が良いから値段が高い」という前向きな評価を得ているという事です。 しかし問題なのは「Made in Japan」と名乗れるか否かの明確な世界共通ルールが存在していない事です。その為、世界市場に出回っている「Made in Japan」と書かれている商品が信頼に足る商品であるかどうかは、法律を理解した上で、製品を目で見て確かめ、十分に調査する必要があると言えます。 原産国表示に関する法律は以下をご参照ください。 ・消費者庁ホームページ 商品の原産国に関する不当な表示https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/representation_regulation/case_005/ ・景品表示法第5条第3号 「商品の原産国に関する不当な表示」(昭和48年公正取引委員会告示第34号)https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/public_notice/pdf/100121premiums_14.pdf ・外務省ホームページ 世界貿易機関(WTO)原産地規則に関する協定https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/it/page25_000420.html#article1 景品表示法、WTO原産地規則に関する協定の両方を踏まえますと、完全に「Made in Japan」と表記出来るものは以下になります。 ●日本企業が日本国内で、日本国内の原材料を使って生産したもの●海外企業が日本国内で、日本国内の原材料を使って生産したもの つまり日本企業が海外から原材料を仕入れて日本の工場で生産した場合や、外国人が日本で工場を設立しそこで製品を生産した場合にも法律上は「made in japan」として認められます。当機構では法律上Made in Japanとして認められた場合でも、製品の品質や信頼性について厳正な調査をさせて頂いた上で登録許可を行っております。 法律上「Made in Japan」表記がグレーと判断される以下の場合でも、その製品の品質や信頼性が日本製に匹敵する物であると判断出来る場合、当機構への登録は可能となりますので、一度ご相談ください。 ●日本企業が日本国内で、原材料を海外から仕入れて、日本で生産したもの●海外企業が日本国内で、原材料を海外から仕入れて、日本で生産したもの●殆どの工程を海外で生産し、日本国内で検査や梱包等を行って出荷するもの 以下の場合は、法律上「Made in Japan」と表記する事が出来ません。ですので、製品の品質や信頼性が日本製に匹敵する物であったとしても当機構では残念ながら登録をお断りさせて頂いている事例となります。 ●日本企業が海外で工場を設立し、日本人社員により生産したものRead More

海外の消費者調査では「Made in Japan」に対する安全性や品質へのイメージ・評価が非常に高いと言われています。その為、「日本製」「日本産」を商品に強調表示することは、海外消費者へのプロモーション上、非常に有効との調査結果が出ています。ただ、その国によって効果的な表記方法に違いがあるようです。その違いを見ていきましょう。 ■米国では「Made in Japan」の表記が望ましい ・「Made in Japan」の方が原料から加工まで全て日本で行われているように感じる 【20代・米国・女性】 ・「Made in Japan」の方が日本や輸出先の国の法律に則って製造されているように感じる 【30代・米国・男性】 ■ヨーロッパでは「Product of Japan」の表記が望ましい ・「Made in Japan」は機械的で家電製品のように感じるため食品では使わない方がよい 【20代・イギリス・男性】  ・「Product of Japan」は日本産の高品質さを想起できる表現だと思う 【30代・イギリス・女性】 ■アジアでは「Made in Japan」と「日本製造」の併記が望ましい ・「Made in Japan」は原材料も加工も全て日本で行われているように感じる 【20代・香港・女性】 ・日本製は高品質なものと感じており、「日本製造」と表記されていれば安心して購入できる 【30代・シンガポール・男性】 いかがでしょうか?販路拡大の際は、ターゲットとなる国に合わせて「日本製」の表記方法を変えていく必要がありますね。 参考資料:アクセンチュア株式会社「輸出時の“日本産/日本製”表示に関する調査」https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_enkatu/attach/pdf/index-7.pdf (参照 2019年1月)Read More

日本製保護機構では、海外のお客様からお話を伺う機会が多いのですが、 “「日本製」「Made in Japan」と表示されていたのに、実は海外製の商品だった” というお話が多数聞かれます。 日本製のクオリティや安全性は、海外でもとても信頼されていますが、それを利用して商売をするケースが目立っています。 日本製保護機構では、そういった被害を少しでも減らしていけるよう、活動しております。Read More